これは2013年5月の出来事だ。
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龍飛の山を下る時、上から見る龍飛漁港の景色がキレイだったから写真を撮った。何かミニチュアのおもちゃの漁港みたいだな?!
この頼りないかのような堤防とちょっとした岩山が、津軽海峡の大海原から小さな漁港を守っているんだ。
この水平線の見える津軽海峡のデカさと、その小脇で休息をとっている漁港のコントラスト感がたまらないくいいぜ!
で、ふと気がついたのだが、この漁港の奥の方にあるの、、、前日泊まった民宿じゃないか?あの人がいくら言って「東京から全行程チャリンコで来た」って聞かないあの民宿じゃないか?
この拡大した写真を見たら、やっぱり、、、あの民宿だった!笑
すげぇな?
後ろにちょっとした岩山があって、その後ろすぐ津軽海峡だな?
なんっつうか人を心配にさせる立地だな?大丈夫か?波の高い日とか・・・。まあ大丈夫だからバシッとここで長年開業しているんだろうけど・・。
1泊2食付き6,500円の割には飯が豪華すぎて赤字にならずにやっていけるのか心配させたり、この立地において心配させたり、なんかやけに人を心配にさせる民宿だ、笑。
というわけで、あの民宿を守る岩の辺りがどうなっているのか老婆心ながら気になったので見に行くことにした。
俺は、素晴らしき美しきこの竜飛岬の山を下りた。
漁港の道を歩いていたら崖の上、つまり遥か山の上の方から「津軽海峡冬景色 by 石川さゆり」の爆音が聞こえてきた。きっと誰かがボタンを押してならしたんだろう・・・。
すげぇよな。山の上で慣らしてるのに漁港までまる聞こえの爆音なんだよ、笑。
民宿の裏の山ってか岩はこんな感じだった。
下から見ると結構デカい。。
それにテトラポットもこんなにある。
これならあの人を心配にさせる民宿も大丈夫だろう。そうそう簡単にヤバいことにはならないはずだ。
さて、安心したことだし、そろそろ龍飛ともお別れだ。
俺は人を心配させる民宿に預けていたチャリンコを受け取った。三厩駅まで自走しようかとも思ったんだが、バスの時間が近いから、あえてバスで行くことにした。
何かこういうところのバスってきっと面白そうじゃん?
バス停には村のお年寄り達が並んでワイワイやっていた。俺の自転車が珍しかったらしく「自転車がこんなになっちまうのか!!!」等驚きながら話しかけてきてくれたりした。
龍飛から三厩駅まで出てるバスなんだが、途中、運転手も含めて「あの家の息子さんがどうたらこうたら」等盛り上がってるんだよ。うちの東京の家のそばを走る小田急バスの運転手にもこんくらいの心の余裕ってヤツが欲しいもんだよな?
乗客のお年寄りたちは皆、駅ではなく近くの診療所で降りて行った。
さて三厩駅に着いたぜ!
この龍飛の旅は本当に楽しかった!美しかった!自然からちょうだいする感動に溢れていた。風が異常に強くてハゲるかと思ったが、仮にハゲたとしてもこの旅は素晴らしい旅となっていただろう。
三厩駅だ。
このストーブの感じが北国の味を出しているよな?
じゃあな、バイバイ龍飛!また必ず来るからな(^_-)-☆