【青森】龍飛の宿編

 

これは2013年5月の出来事だ。

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今夜泊まる宿を探していた。

 

ホテルは高いので、適当にやってそうな民宿を探していたんだが、このあたりの民宿ってのは一軒家に小さな民宿って看板が貼ってあるだけだったりして、本当に適当にやってる感じで、どうにも突然飛び込みで行きづらい感じなんだよな。。

 

そうこうしているうちに、龍飛の本当の先っちょの方にこんな建物を見つけた!

 

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どうも食堂のようだが、横に小さくコソッと民宿って書いてある!

 

よし!今夜はここに泊まろう!

 

宿主のおばちゃんに料金を聞いたら「1泊2食付き6,500円」だそうだ。まあ、思ったより高かった気もしたんだが、2食付きって考えるとかなり良心的な値段だ!この辺りは、ほんっとうに店って店がまるでないので、素泊まりをすると飢えるはめになる。

 

俺は泊まることに決めた。

 

ただ、ビールは別売りのようだったので、1本300円は払いたくないので、民宿のおばちゃんに教えてもらった近くの酒屋(というか生活用品全般屋)で6パック入りの発泡酒を買うことにした。

 

おばちゃん曰く

 

“6時で閉まるから走って急いで行った方がいいよ!”

 

と・・・。5分しかねぇ・・・。俺はダッシュで発泡酒を買いに行った。

 

(ダッシュなんてしたの何年ぶりだろうな・・。)

 

基本的に俺は急がないして、急かされるのが嫌いなのでいつ何時も落ち着き払ってる。普段電車に乗り遅れそうでも駆け込み乗車は一切せず次の電車を待つし、それが仕事に遅れそうな場合でも俺は余裕で遅刻をチョイスする。

 

おかげで普段はかなり優雅なふるまいで暮らしているのだが、まさか発泡酒を買うためにPM5:55に人生久々にダッシュするとはな・・。

 

さて、無事発泡酒6本パックも手に入れ、宿に戻った。部屋には5月時点で石油ストーブがあったのでびっくりしたのだが、まあ真冬は絶対的に必要なものだからな。

 

風呂に入ってほどなくしたら、飯の時間だった。

 

民宿なので、宿主たちもお客も皆集まって団らんで食うスタイルだった。

 

呼ばれて所定の場所に行ったら、飯が用意されていたんだが、その飯を見て俺は驚愕した。

 

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どうみてもこれ、2食で6,500円の1食にしては豪華すぎだろー?

 

ウニ、いくら、カニ、金目鯛、あん肝、刺身4点盛、もの凄い新鮮でデカい山菜の天ぷら、その他全て豪華なものだ。

 

ついついおばちゃんに「こ、、、これ、、、あまりにも豪華ですね?」って言っちまった。これで朝飯もついてってなると赤字なんじゃないか?ここ素泊まりにしたら780円とかになっちまうんじゃないのか?!笑

 

おばちゃん言わくちょっとおまけしてくれたらしい。ちょっとな・・・笑

 

一家団らんタイムでわかったのだが、宿は、じいさんとばあさん3人の4人でやっているようだった。皆、平日にチャリンコでいきなり飛び込みで泊まりに来たこのアホ面の客に興味があってしょうがない感じだった。

 

おばちゃんが聞いてきた。

 

“一体どこから来たの?”

 

いい質問だ。この龍飛の街で俺には答えは2つある。

 

  • 青森市から来た

 

実際、今日実家を出発して来たわけだ。ちなみに生まれも青森市だ。まさに俺は人間として青森市から来た。

 

  • 東京から来た

 

これも正しい。俺は東京に住んでいて住民票上も東京都民だ。ちなみに生きていた年数も東京の方が長くなっちまった。在住地という意味ではこっちの方が正しいかも知れない。

 

そこで俺は、両方合わせた恐らく一番正しいだろう回答をした。

 

「東京から来ました。生まれは青森なんですけどね。新幹線に自転車を積んできたんですよ。」

 

一斉に皆、驚きと共に歓声が上がった。

 

もう俺がどこで生まれていようと、新幹線に乗ろうと乗るまいとどうでもいいようだった。彼らにはこう聞こえたようだった。

 

東京から自転車で来ました。」

 

一斉に皆、「大変だったねー?」とか「遠かったでしょう?」とか「よくやったねー?」とか「若いうちは冒険しなきゃねー!」俺の苦労をねぎらう言葉をさんざんくれた・・・。苦笑

 

(この状態になると、もうどんなに訂正しようとムダだってことは想像つくだろ?)

 

もの凄い歓待をうけつつも、次の日は朝から龍飛の展望台を歩きたいので、夜は早く寝ることにした。

 

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部屋にもどってきた。風が強くて建物がギシギシ言ってる・・・。

 

(だ、、、大丈夫か?)

 

さらに夜は気温が下がってきて、5月だと言うのに、例の部屋に置いてある石油ストーブを使った。

 

(これは、冬が来るまで置いているのではなく、今使ってるものだったんだな・・・)

 

さて、おやすみ!

 

まだまだ旅は続くぜ!

 


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