これは2013年4月の出来事です。
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昔、誰かから聞いた話だが、人間、会社をクビになると、最初の一ヶ月くらいは開放感のあまり、自由な生活を見せびらかすかのようなことをしだすらしい。
まさにそんなことをしてみた。
神田川ってわかるかい?そう!1970年代に「かぐや姫」というグループの歌にもなった有名な川だ。当時のの金はないけど夢はあるね感バリバリの歌だ。当時の日本ってのはおそらく今とは比べものにならないくらい純粋だったんじゃないかな?!
おそらく今でも新興国に行くと、当時の日本にあった、「金はねいけど夢のある例のアレ感」を味わえるのかも知れないな?
というわけで、金はなくても夢はある純真な心を取り戻すために(本当はクビになってやることないだけなんだが)、一度神田川を河口からさかのぼる形でなぞるようにチャリで通ってみようと思ったんだ。
暇人のなせるわざだ!笑
まずは、Bromptonのを総武線に積んで、浅草橋の駅まで輪行して行った。ここからすぐのところに神田川の河口があるんだ。神田川は隅田川と一緒になるんだよ。
そう、ここが河口だ!別にたいしたことないのかも知れんが、それなりに感動する。
ここから俺の旅は始まる。まあ旅っても半日で終わるんだけどな、、、。
まずは屋形船がたくさん停めてあるザ・下町!と言わんばかりの街並みっていうか川並みになるんだ。この辺は昔の東京が色濃く残っていて何となく素敵なエリアだよ。
こういうところはずっと残ってほしいね?
何か最近の東京の景色は何でも新しいものにしたがり過ぎなんだよな。趣のあるものがどんどん東京の街から消えちまって、人口的ってか商業的な場所ばっかり増えていくのは寂しいもんだな。
ちなみにこの辺りを抜けると、お茶の水に出て、東京ドームのあたりを通って行くんだ。
(続く)